\ ポイント最大9倍! /

スバル GP型インプレッサの走行中の異音。原因と修理方法は?

インプレッサ GP

アフリエイト広告を利用しております

点検でいらした、スバルのインプレッサにお乗りのお客様からの要望。

「走っているとどこからかゴーゴーと低い音がずっとしている。」

大体40km/hくらいから音が鳴りだし、60km/h以上ではかなりの音量になるとのこと。

実際に試走してみると・・・

たしかにある程度速度をだすとどこからか「ゴーーーーーー」と低い音がずっとしています。

速度に合わせて音色も若干高くなり、音量も大きくなる音です。

目次

スバル GP型インプレッサの走行中の異音。原因は?

走行時の異音の原因というのは色々考えられます。

簡単な原因としてはタイヤの摩耗によって道路を走るときのノイズが大きくでるようになってしまった。

というのが挙げられます。

この場合、リフトがある環境なら車両をリフトアップして、タイヤを地面から離した状態で空走させてみると音は消えるのですが・・・

今回はリフトアップ状態での空走でも車のどこからか「ゴーー」という低い音が。

助手にリフト上で60km/h位の速度で空走してもらい、外側で音を聞いていると、どうやらリヤの左タイヤ周りで音が発生しているようです。

空走をやめ、停止状態で

リヤの左タイヤを揺すってみると、

「ガコ・・・ガコ・・・・」とわずかにタイヤが動きます。

ホイールナットが緩んでいたりするとガタが出ることもありますが、ホイールナットは緩んでいませんでした。

また、手でタイヤを回してみると、

「ゴリゴリゴリゴリ・・・」と音をたてながらタイヤが回ります。

通常ではありえない状態です。

どうやらタイヤを回転させているドライブシャフトの軸受けであるハブベアリングにガタが出てしまっているようです。

スバル GP型インプレッサの走行中の異音はこうして直した。

ハブベアリングという軸受けは摩耗やガタで一度ダメになってしまうと現品修理がききませんので、ベアリングそのものの交換となります。

GP型インプレッサはハブユニットというタイヤがつく部分と一体になっていて、ベアリング単体の交換がききません。

今回はリヤ左のハブユニット交換という修理になりました。

交換後はガタは消え、走行時の「ゴー」という低い音も消えました。

まとめ

速度に応じて音色が変わったり、音量が大きくなっていく音はタイヤ自体やそれを支える物が原因となっている事が多いです。

また、その原因の特定というのは専門的な知識が必要になり、自力での特定は困難です。

今回は早期修理できましたが、ハブベアリングは走行距離がかさんでくると摩耗や内部サビによってガタが発生し、ガタが大きくなってくると強度が下がり、最悪タイヤ脱落の危険があります。

普段と違う音がするな?と思った時には、早めにお世話になっている車屋さんに相談しましょう。

この記事を書いた人

大学を卒業後、某ディーラーで8年半
その後、独立し現在も車に関する仕事に携わっております。
トータル26年間、車関係の仕事をしている事に
昔から思っている事を書いておりますので、
メーカーや部品販売店の言われている事と違う事も多々あるかと思います。

目次