車のハンチング現象は、エンジンの回転が安定せず、乱れることを指します。
特に、エンジンが冷えた状態から暖まり始める際にこの現象が起こりやすいです。
車のエンジンをかけた時にエンジンの回転数にバラつきがあり、エンジン音が大きくなったり小さくなる現象をハンチングと言います。
エンジンの回転を示しているタコメーターと呼ばれるものが、車に搭載いていたら確認してみてください。
エンジンの回転にバラつきがあってタコメーター表示を見てみるとメーターが上昇したり下降したりしていると思われます。
車のハンチングの制御の意味について
タコメーターを見ると、針が安定せずに動いているのがわかります。
これは、エンジンの回転数が一定でなく、上下に変動しているからです。
その結果、エンジンが停止するリスクが高まり、車体全体に振動が生じることがあります。
外部から車を観察すると、マフラーからの異常な振動や白煙が目立つことがあります。
また、エンジンが停止しそうな異音がすることもあります。
これらの現象は、エンジンの不調が原因で、車の運転に大きな影響を与えます。
エンジンのアイドリング状態では、アイドルスピードコントロールバルブによって回転数が調節されます。
エンジンが停止しそうになった場合、このバルブが介入して回転数を上げ、逆に回転数が高くなりすぎた場合は、回転数を下げる役割を果たします。
このアイドリングの調節機能は、車のコンピュータによって制御されており、バルブの開閉を自動で行います。
ハンチングの問題を解決するためには、まずエンジンやアイドリングシステムのチェックが必要です。
特に、アイドルスピードコントロールバルブやその他の関連部品が正常に機能しているかどうかを確認することが重要です。
また、エンジンの燃料供給系や点火系のトラブルもハンチングの原因となるため、これらのシステムのメンテナンスも欠かせません。
適切な診断と対策を行うことで、エンジンの安定した運転を取り戻し、ハンチング現象を抑制することが可能です。
車のハンチング現象の修理方法その1について
車のハンチング現象の修理としてスロットルバルブの汚れが考えられます。
このスロットルバルブにカーボンなど付着しているとスロットルの制御がうまく行われません。
空気の取入れがうまくコントロールできずにエンジンに供給する空気が通常どうりには行っていないと考えられます。
スロットルバルブというのは、アクセルを踏むとアクセルワイヤーによりこのスロットルバルブが開閉します。
スロットルバルブも当然、中や奥側にカーボンの汚れが溜まり空気がスムーズに取り入れることの微々たる制御も困難になってくると思われます。
このスロットルバルブを疑うのであれば、スロットルバルブの清掃から行ってみましょう。
まずは、エンジンルームを開けてスロットルバルブ本体を確認して本体内部の汚れがどの程度汚れているか確認してみましょう。
このバルブが汚れている場合には、完全に閉じていても空気が供給されていき当然、アイドリング時のエンジン回転数がバラつきます。
車のハンチング現象の修理方法その2について
次に考えられることについて書いていきます。
車に燃料系を送っているインテークマニホールドというパイプのような部品から微々たる亀裂や隙間などによって余分に空気が供給されていることも考えられます。
空気が余分に入ってきているのだから、通常よりもエンジン回転数が上昇していく現象がみられると思います。
エンジン回転数が上昇すれば、エンジン回転数を下げようとするアイドルスピードコントロールバルブが閉じられ一旦はエンジン回転数が下がります。
また、インテークマニホールドからの余計な空気量でエンジン回転数が上昇してしまいアイドリングにバラつきが起こり、上昇や下降を繰り返されると思われます。
このインテークマニホールドのようなパイプの修理になってくると、かなり難しくなります。
エンジンルームを開けて確認もしにくいです。
プロや整備経験がないと素人ではなかなか見つけることも出来ないと思います。
このインテークマニホールドの修理となれば一度、車のディーラーなどに持っていき必要なら取り換えをお勧めします。
まとめ
自動車のハンチング現象は、エンジンの回転数にバラつきが生じます。
エンジン回転数の上昇や下降を繰り返して行っていて、エンジン自体の振動やそれによって車のボディが振動したりする現象です。
アイドリング時のエンジン回転は、アイドルスロットコントロールバルブで制御されていて空気の量を増やしたり、減らしたりしてエンジンの回転を制御しています。
この車によるハンチング現象は空気の量によりエンジン回転数にバラつきが起こり人間で言うと不整脈のような現象です。
できるだけ早めに専門の方に見てもらうようにしましょう。
では