スバルのレガシィにお乗りのお客様からのお話。
「車に乗っていると左のドアミラーのあたりからずっとウィーンと音がしている。」
非常に耳障りなので何とかしてほしいとのこと。
早速ご来店していただき音を確認しました。
ご指摘どおり、イグニッションオンになった時から左のドアミラーあたりでずっと「ウィーーーーン」という音が鳴り続いています。
停車中でも走行中でも音色は変わりません。一定です。
良い音量で鳴り続けるため、かなり耳障りな音です。
スバル BR型レガシィのドアミラーが動かない。原因は?
エンジンがかかっていなくとも、アクセサリーかイグニッションオンの状態で音はなります。
電気部品がずっと動き続けているようです。
方位的に最も怪しいのは電動ドアミラーです。
試しに開閉操作をしてみると、右は正常に開閉しますが、左は動作しません。
さらに開閉操作をすると音に若干の変化が起きます。
ヒューズボックスからドアミラーのヒューズを抜くと・・・
音は消えました。
原因は左のドアミラーで、
なんらかの理由でドアミラーを動かしているモーターが通電しつづけた状態になっている様です。
スバル BR型レガシィのドアミラー動かないはこうして直した。
モーターが通電し続ける状態となると配線のショートも考えられますが、開閉できないにしろ、ずっと音がなることはありえません。
浸水やゴミの侵入等でモーターが破損し、内部ショートと同時にモーターの空回りが起きているようです。
ドアミラーはある程度のところまでの分解しかできず、モーター単体の交換はできませんので、ドアミラーごとの交換が必要になります。
ドアミラーのヒューズを抜いて、音を消した状態で車は一旦お返しし、後日新品のドアミラーに交換して修理完了となりました。
まとめ
車が発生させる音というのは様々ですが、今回は電装品の本体故障が原因で発生していました。
今回の様に目に見える電装部品が原因と思われる場合、簡易的な点検として操作をしてみたり、
ヒューズを抜いてみたりすると原因がはっきりすることがあります。
また、電装部品の交換であれば作業においての危険性は低く、比較的安全な作業です。
ドアスピーカーをご自身で交換したことがある方なら交換作業もできると思います。
ドラミラーの新品はなかなか価格が高く、純正品以外の流通がありませんが中古品の流通はあります。
若干、信頼性は欠けますがヤフオク等でご自身で探すことも可能です。
整備工場などで取り扱う中古部品には一定の品質保証がついているケースがあります。
ご自身で原因まで特定できた場合、部品調達だけでも車屋さんに相談するというのもいいかもしれません。