セルが回らない場合、一番先に疑うのはバッテリー上がりです。
しかし、セルが回らないのはバッテリー上がりばかりではありません。
どのような時にセルが回らなくなるか書いていきます。
セルモーターが回らない車の原因(無音の場合)
ここからは、整備の事を少し知っている方でないと作業することができません。
セルモーターが回らない時(無音の場合)がこの症状です。
バッテリーが上がった場合、セルモーターが回り、キュルキュルいうことが多いんです。
しかし、セルが壊れた場合は全く音がしません。
放置していてバッテリーが上がった場合も同じように音がしません。
バッテリーをブースターでつないでも音がしない場合は、セルモーターを疑ってみましょう。
セルモーターが悪い時は、セルモーターを少したたきながらエンジンをかけるとかかる時があります。
問題は2人で作業しないといけない事や、セルモーターをたたきながらエンジンをかけないといけないという大変さがあります。
ヴォクシーはセルが見えやすいのでたたきやすいです。
見えない車(下から出ないと見えない)場合もありますのでその場合はお手上げです。
(びっしり機械がある場合はむりですね)
ただ、セルモーターをたたいてかかれば、工場までは乗って行くことができます。
積載もけん引も必要ありません。
セルモーターが回らない車の原因
セルモーターが回らない車の原因のダントツ1位はバッテリー上がりになります。
バッテリー上がりの場合、ブースターケーブルで救助するかジャンプスターターという小型のバッテリーがあります。
最近、個人的にはこの小型のバッテリーを持ち歩いております。
そこまで大きくありませんので、整備工場などでは、ブースターケーブルより主流になりつつあると思います。
JAFや保険のロードサービスに加入していないはこのようなサービスもあります。
[clickliscode color=”green” type=”oehler” url=”https://link-a.net/gate.php?guid=on&mcode=evmeyrpz&acode=pgsje56kvs9f&itemid=0″ target=”_blank” rel=””]カーバッテリー110番[/clickliscode]セルモーターが回らない(燃料タンクの燃料をくみ上げる音がしない)
これもレアなケースです!
私はマツダのアテンザで体験しました。
燃料ポンプの故障です。
ポンプが故障して、燃料を汲み上げなくなるんです。
まず、キーをONまで回して静かに燃料タンクのそばでカチカチと音がしないかを待ちます。
音がしなかったら、燃料タンクのポンプを疑いましょう。
これも2人いりますが、燃料タンクをけると運がいいとエンジンがかかります。
すぐに、工場に戻ってポンプを交換しましょう。
セルモーターが回らない(構造上の問題)
最近のMT車はクラッチを踏まないと、エンジンがかからないように作られています。
今、よく問題になる。
急発進をしないようにするために始まった業界の動きです。
平成10年くらいから始まったものだったと思います。
平成10年10月に軽自動車の規格が変わりましたので、それに合わせての変更だったと思います。
MT車はクラッチを切りながらでないとエンジンがかからないというわけです。
この機能を付けて、MT車の追突事故が減ったと思います。
その当時から年配の方だけがMT車に乗っていたのも一因です。
若い子はスポーツ車以外はほぼほぼAT車でしたので!
その他の原因
それでは、そのほかのセルモーターが回らない原因を書いていきます。
・ ガソリンをそもそも入れていなかった。
ガソリンが入っていないというのは、うそと思われるかもしれませんが、初心者にいました。
・ 鍵が変な形になってしまっていた(シリンダーが認識してくれなかった)
鍵が変な形になってしまうのは、年式が古くなり、変形してしまうと認識してくれないんですね
・ シフトレバーがPにあるのにPと認識してくれない
この認識してくれないのも年式が古くなった車に多いのですが、コツをつかめばエンジンをかけることができます。
乗られているオーナー様はできるのですのが、下取りで入ってきた時、セルを回せないという事がありました。
まとめ
今回、セルモーターが回らない原因として取り上げました。
一般的にセルが回らない場合は、バッテリーが上がった場合なのですが、最近、それ以外も原因でもセルモーターが回らない事があり、原因は何があるかまとめてみました。
他にも原因があるかもしれません。