スバル BP型レガシィのパワステ不調。原因と修理方法は?

BP レガシィ スバル

スバル BP型レガシィのパワステ不調。原因と修理方法は?について書いていきます。

 

スバルのBP型レガシィにお乗りのお客様からのお話。

 

「エンジンのかけはじめだけハンドルがガクガクする」

 

朝イチなどエンジンが冷えている時にハンドルを操作するとガクガクと一定の重さで回らず、重くなったり軽くなったりという症状が出るそうです。

 

また、しばらく走ってエンジンが温まってくるぐらいになると症状は消えるとの事。

 

そして、以前にパワステポンプからオイル漏れがあって、パワステポンプを交換してから症状が出るようになったとの事です。

 

実際にお車をお預かりして、次の日の朝にエンジンをかけてみたところ、確かにハンドルを回すと重さが一定でないような感触がしました。

スバル BP型レガシィのパワステ不調。原因は?

「前にパワステポンプを交換した」というのが今回の大きなヒントであり、症状の原因となっています。

BP型レガシィのパワステは「油圧パワステ」という方式です。

 

油圧パワステは字のごとく油圧を使ってハンドルを軽くしているのですが、油圧を発生させるために「パワステポンプ」をエンジンの動力で動かして油圧を作っています。

パワーステアリング本体です。

 

ポンプなので「オイルを吸う側」と「オイルを圧送する側」のホースがポンプから出ています。

 

吐出側のホースのオイルはこの後「パワーステアリングギヤボックス」に送られて、ハンドルのアシストに使われます。

そしてこちらがポンプが吸入する分のオイルをためておく、「リザーバータンク」です。

 

ギヤボックスでハンドルのアシストに使われたオイルはその圧力でそのままこのタンクに戻ってきます。

 

タンクにもどってきたオイルはまたポンプに吸われて・・・という循環を繰り返しているのが油圧パワーステアリングのオイルです。

 

今回の「ハンドルががたがたして操舵力が一定にならない」というのは、この油圧回路に「エアー噛み」が発生している為です。

 

本来であればこの循環回路に空気が混じってしまうという事は起こりませんし、多少噛みこんでいてもしばらくオイルが循環すると勝手に抜けて正常に戻ってしまいます。

 

「しばらく走ると普通になる」とはそういう事です。

 

ではなぜ毎朝エアが噛みこんだ状態になってしまうのか?

 

原因は、吸入側ホースの劣化にあります。

 

写真の青で囲った部分のホースは、ポンプがオイルを吸入するために「負圧」になっています。

 

吸い込む力ですね。

 

「以前パワステポンプを交換した」というお話がありました。

 

その時に吸入ホースは交換しなかった為に年数が経ってカチコチに硬くなってしまったホースは密着が悪くなってしまい、冷えてる時にはホースの差し口と微妙な隙間を作ってしまいます。

 

隙間があれば空気を吸う原因になります。

 

そして、温まってくるとホースは柔らかくなって密着が良くなり、エアの吸い込みは起きなくなります。

 

これがエンジンかけ始めの時だけパワステの調子が悪い原因となってしまっています。

スバル BP型レガシィのパワステ不調はこうして直した。

原因がはっきりしたので、対策も簡単です。

 

「パワステホースの交換」です。

 

ねじ込み式のホースバンドを使って増し締めをして密着力を上げる。

 

という方法もありますが、パワステホースのバンドはクリップ式だったために交換としました。

 

ホース交換を行ってパワステオイルを補充した後、再度朝方エンジンをかけてみたところ・・・

 

症状はでなくなりました。修理完了です

まとめ

油圧パワステはオイルを使っている為、よく漏れの修理は見かけます。

 

しかしホースを使いまわしにしたりしたためにこういったエア噛みの症状が断続的に発生してしまう不具合もあるのです。

 

また、今回の車両はレガシィでしたが、この不具合は車種にかかわらず油圧パワステの車なら発生してしまう可能性があります。

 

年数のたった車両の補器類の整備の際には作業で取り外すゴム部品等が劣化しており、こういった二次不具合を引き起こすケースもあります。

 

もし整備の際に一緒に交換を提案されたら検討した方が良いでしょう。

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