スバル BH型レガシィのエンジン不調。原因と修理方法は?

BH レガシィ 車の仕組みに関する事

スバルのBH型レガシィにお乗りのお客様から、エンジン不調のご相談がありました。

 

「アイドリングが安定せず、エンジン回転が上下する。」

 

お使いのレガシィはBH型のターボモデルでした。

 

エンジンがかかっていると600~1000rpmくらいの間を上下してアイドリングしているような状態です。

 

ハンチングという症状が出ています

車のハンチング現象とは何?ハンチング現象について紐解いていきます

車のハンチング現象とは何?ハンチング現象について紐解いていきます
車のハンチング現象とは何?ハンチング現象について紐解いていきます。 エンジンの回転を示しているタコメーターと呼ばれるものが、車に搭載いていたら確認してみてください。 エンジンの回転にバラつきがあってタコメーター表示を見てみるとメーターが上昇したり下降したりしていると思われます。

また、「ターボのレガシィはエアフロが駄目になるからと聞いたから清掃してみたが変わらない」との事でした。

スバル BH型レガシィのエンジン不調。原因は?

https://www.mitsubishielectric.co.jp

 

お客さまの言う通り、この世代のスバル車は「エアフローセンサー」というセンサーがよく不調を起こし、今回のようなハンチング現象を引き起こします。

 

エアーフローセンサーはエンジンが取り込んでいる空気の量を測っているセンサーです。

 

ここのセンサーの調子が落ちてくると、正しい空気の量を測ることができず、本来の空気量からずれたデータを読み取ったエンジンのコンピュータは正しい制御ができなくなります。

 

そしてアイドリング時などエンジンの回転数が低い時は、エンジンが取り込む空気の量も少なくなるので少しのデータの乱れでもエンジンの制御に大きく影響が出てしまうことがあります。

 

これがアイドリングでエンジン回転数が上下してしまうハンチング現象の原因です。

スバル BH型レガシィのエンジン不調はこうして直した。

しかし、「センサーは掃除してみたがよくならなかった」とお客様はおっしゃっていました。

 

確かにセンサーの汚れによって測定値にずれが生じている場合、センサーをクリーナーで掃除すれば調子が戻ることがあります。

 

しかし、それで直らなかったからといってセンサーが正常であるという答えにはつながりません。

 

センサーは汚れの堆積による不調だけでなく、センサー自体が劣化していて不調を起こしている場合があります。

 

この場合は掃除をしただけでは改善できません。

 

診断機などがあれば制御データを見て良否判定が可能なケースもありますが、より簡単な方法があります。

 

センサーのコネクターを切り離してエンジンをかけてみれば良いのです。

 

切り離してしまったらコンピューターに信号が全く送られなくなるからアイドリングすらしなくなるのでは?と思ってしまいそうですが、そうはなりません。

 

エンジンのコンピューターは、センサーの線が切れてしまったなと判断した場合、コンピューター内部の「アイドリングの時はだいたいこれくらいの空気量」っていうデータを読み込んでセンサーからの信号無しでエンジンをかけようとします。

 

不調なセンサーが着いている場合、コンピューターは自己診断が効かないので「センサーの言っていることが正しいのだろう」という判断をし、センサーからの間違ったデーターを信じて制御をしてしまいます。

 

センサーを切り離してみる、というのにはこういった理屈があります。

 

実際にセンサーを切り離してエンジンをかけてみたところ・・・

 

警告灯は点灯するものの、アイドリングは正常に戻っていました。

 

お客様にはセンサーの本体不良ということをご説明し、後日新品のエアフローセンサーに交換をして修理完了となりました。

まとめ

今回原因となっていた部品はエアフローセンサー(通称エアフロ)でしたが、エアフロはなかなかに高価な部品です。

 

また、BHレガシィの世代のセンサーは古く、古いセンサーほど値上がりしている傾向にあるので、エンジン不調の発生からいきなり見切り発車でセンサーを買おう!という気にはなかなかなれません。

 

今回お話したような点検をして良否の判断をつけることができれば、もしかしたら無駄に交換してしまった・・・というリスクを避けることができるかもしれません。

 

こういった診断方法はエアフローセンサーの他にA/F(エーバイエフ)センサーやO2センサーなどにも流用できます。

 

似たような症状の方は思い切ってセンサー交換!の前に一度試してみてはいかがでしょうか。

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