人身事故の罰金と保険、電車に飛び込んだ場合はどうなる?

人身事故の罰金と保険、電車に飛び込んだ場合はどうなる? 罰金について

人身事故というのは誰にでも起こり得ることです。

現在の日本は車社会であり、誰しもが交通事故に巻き込まれる可能性があります。

日本で交通事故で亡くなる方は年間で300人以上おり、人身事故の発生件数でいうと年間30000件以上起きています。

また、飲酒運転の件数についても減少傾向ではあるものの年間100件程度摘発されています。

もちろん摘発件数ですので摘発されていない飲酒運転はもっと多く起きていると言えるでしょう。

道路交通法では人身事故を起こしたものには刑事処分が下り、懲役や罰金刑などに処されます。

人身事故と罰金とは

それでは、人身事故とはどのようなことを言うのでしょうか。

人身とあるので文字通り怪我をした事故のことを言います。

怪我をしていない事故は物損(物件)事故と言います。

人身事故を起こした場合、起こした者には3つの責任があります。

一つ目は「刑事責任」です。

刑法や道路交通法に照らされ、懲役刑や罰金刑などの刑事処分が下ります。

二つ目は「行政の責任」です。

行政とは運転免許証を持っている者であれば免許の点数を取られる(正式には加点される)ことです。

これにより免許取り消し・停止などになります。

三つ目は「民事の責任」です。

民事の責任は相手の治療代や車の修理代、精神的慰謝料などの損害賠償のことです。

事故をおこしてしまうと運転手は3つの責任を負うわけです。

刑事処分と罰金については交通事故の種類によって変わってきます。

例えば重賞事故と軽傷事故では、相手方の怪我の程度が違うので変わってきますし、運転手の責任の程度によっても変わります。

さらに運転手が無免許運転や無車検車両を運転していたり、飲酒運転であった場合は悪質とみなされ、処分が大きくなります。

人身事故を起こした場合、3つの責任
  • 「刑事責任」
  • 「行政の責任」
  • 「民事の責任」

人身事故の罰金と保険

それでは、人身事故による罰金について確認して見ましょう。

具体的に罰金はどのくらいかかるのかというと人を引いて死なせてしまった場合(自動車運転過失致死傷罪)だと刑法211条の2に記載されている条文だと5年以上の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金となってしまいます。

また、そのまま逃げてしまった場合ですと道路交通法117条に規定されている緊急措置義務違反(ひき逃げ)となり、10年以下の懲役または100万円以上の罰金となります。

さらに酒酔い運転だと道路交通法117条の2第1号が適用され、5年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

また、無免許運転の場合ですと道路交通法117条の2の2第1号が適用され、3年以下の懲役または50万円いかの罰金となってしまいます。

もちろんこれらは保険の適用外となっていますので自分で支払うしかないのです。

また、事故態様でこちらの方が過失割合が低くても、飲酒運転をしていた場合は過失割合が変わり、民事上の保険も適用外となるケースも多いです。

罰金をとても高額です。

人身事故の罰金と電車飛び込み

電車に飛び込みをしてしまった場合の罰金について説明していきます。

線路

飛び込みについては、車両運転外となるので交通事故による罰金が発生するケースは少ないでしょう。

飛び込んだことにより、乗客や運転手が怪我をしてしまうケースもあるかと。

その場合は列車往来危険罪や不法侵入罪などが考えられます。

そして、民事上の責任が発生し、怪我人の治療代や破損代、清掃代、電車の遅延による損害など多くのお金が発生します。

そのお金は飛び込みをした者が支払います。

もし、飛び込みをしたものがなくなった場合は遺族が損害賠償を支払わなくてはいけません。

金額については、事故の程度やけが人の発生状況や人数などや車両の破損などにより変わりますが数百万から数千万程かかるのではないかと思います。

遺族は亡くなった悲しみを抱えるだけではなく、多額の損害賠償代を支払う責任を負ってしまいます。

多くの場合は示談で済み、刑事の責任を遺族が受けることは少ないのでしょうが、間違いなく民事の責任は受けないといけなくなります。

絶対に飛び込みはしてはいけません。

まとめ

交通事故によって発生する被害は多く、人身事故を起きないように運転手は最善の注意を払って運転する義務が生じるのです。

事故とお金

車の運転は、鉄の塊を運転していると思って運転しなければなりません。

車は、ほんの一瞬目を離しただけで数十メートル進んでしまいます。

事故はその一瞬のうちに起きてしまいます。

日頃から次の3つを注意しながら運転しましょう
  • 人が飛び出てくるかもしてない。
  • 車が死角から来るかもしれない。
  • 自転車が急に接近して来るかもしれない。

などの「かもしれない」運転をすることが大切かと思います。

きっと大丈夫だろうと思って運転すると人身事故を起こし、3つの責任を負うことになります。

人身事故の罰金は高額ですし、民事の損害賠償も高額です。

交通事故は気を付けましょう。

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